普段はどのようなお仕事をしていますか？

入居されている方の体調管理が主な仕事です。薬の管理や、必要に応じてお薬を持って行ったり、湿布を貼ったり、傷口のガーゼ交換をしたりと、様々な処置をさせてもらっています。

介護施設の看護師になろうと思ったきっかけを教えてください

元々は看護師として病院勤務をしていたのですが、病院だとバタバタと慌ただしく1日が終わってしまうことが多く、一人の患者さんに向き合える時間が少ないんです。そんな働き方を続ける中で“もっと一人ひとりに寄り添いたい”と思い、介護施設への転職を決意しました。

実際に介護施設で働いてみて、病院との違いはありましたか？

病院勤務だと具合が悪い方を診ることが多いのですが、施設だとその逆で、入居者の方の具合が悪くならないように体調管理をしたり、少し具合が悪そうな時に早めに気付いてかかりつけ医への相談や病院の受診につなげたりする点が大きな違いです。ここは高齢者施設なので、自分で薬の管理をするのが難しい方も多くいます。そういった入居者の方の薬を看護師がしっかり管理することで、体調悪化を防ぐ役割も担っています。

すぐに体調の変化に気付けるように、1日1回は必ず入居者の方全員の様子を見に回っています。ご自身で体調不良を訴える方もいますし、夜間等で看護師が見られない時間帯は介護士さんが様子を見て随時報告をしてくれます。

外部オンコール体制について教えてください

夜間の電話対応は外部委託業者にお願いして、業者の方にオンコール対応をしてもらっています。外部に委託したことで看護師の夜間オンコール待機が不要となり、精神的な負担はかなり軽減されました。

外部オンコール体制になって働き方は変わりましたか？

一言で言うと、とても働きやすくなりました。これまでは、当番制で介護士がオンコール対応をし、何かあれば当番の看護師に連絡が来るというフローでした。やはり自分が当番の日はいつ電話が来るか分からないのでドキドキしながら夜を過ごしており、精神的な負担は大きかったですね。

外部オンコール体制に変更となってからは、よほど緊急でない限り電話は来ないので、夜に自分の時間ができてゆっくりと休めるようになって、ワーク・ライフ・バランスが整いました。

また、オンコール対応が外部になったことで、より日中に入居者の方をしっかりと見なくてはいけないという責任感も増しました。結果として、今まで以上に入居者の方一人ひとりと良い関係が築けていると感じます。

最後に、求職者へのメッセージをお願いします。

施設看護師は、入居者の方一人ひとりと関わる時間をしっかりと確保できるのが魅力の仕事です。信頼関係が築けて気軽に相談してもらえるようになると、“働いていて良かった”と大きなやりがいや達成感を得られます。新しい環境で頑張りたい方は、ぜひ一緒に働きましょう！